上智大学のHPより拝借
25日の「マツコの知らない世界」で「西荻窪の世界」(西荻窪学)なるものが放送されるらしい。
西荻窪学?
西荻窪は知っている。というか、何度も行ったことがある。
しかしあの街、実は「なかなかに面白い街」らしいのだ。
西荻窪を研究対象としてジェームズ・ファーラーさんとは何者か? そして下岡凪子さんとは?
西荻窪とともにちょいと紹介してみたい。
西荻窪はどんなところ?
西荻窪(にしおぎくぼ)は、東京都杉並区の旧地名、および西荻窪駅周辺の通称である。略称は、西荻(にしおぎ)。
JR東日本中央線西荻窪駅を中心に都道113号(女子大通り)と善福寺川を北縁とし、五日市街道を南縁とする。骨董品を売る雑貨店や古書店が多いことでも知られており、カウンターカルチャーの店がいくつか入ったほびっと村などが有名。
西荻窪駅の北側にあたり、駅周辺に商店などが広がる他は住宅地になっている。地蔵坂交差点に近い台地の先端部付近は地蔵坂遺跡と呼ばれ、旧石器時代の石器類と礫器、縄文時代早期の土器や石器が出土。住居跡や炉穴も検出されている。
うーん、自分で行ったことがあるから言わせてもらうが。
ちょっとパッとしません😅
どうして、ジェームズ・ファーラーさんはここの研究をすることになったのだろうか?
ジェームズ・ファーラーってどんな人?
ジェームズ・ファーラーさんの経歴は以下の通り。
国際教養学部国際教養学科教授
ノースカロライナ大学チャペルヒル校にて学士号(認知科学)を取得。
1998年にシカゴ大学にて修士号および博士号取得。
東京、上海、ニューヨークなどのグローバル都市における文化のコンタクトゾーンに焦点を当てた幅広いテーマで研究を行う。
1998年に上智大学に就任、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻の主任を務める。
ジェームズ・ファーラーさんは、東京近郊の食文化。地域社会がいかにして小規模事業者のコミュニティを支え、また小規模事業者がどのようにその地域を創り上げているのかについて研究されている。
ジェームズ・ファーラーさん、実は西荻窪に近いところに住んでいるらしい。それゆえの西荻窪学というわけだ。
エスノグラフィック・フィールドワークを主体とした研究スタイルなのだとか。
エスノグラフィック・フィールドワークというのは、人々へのインタビューを通じて理解を深めるもので、数値などを用いずに知り得た情報を分析するものらしい。エスノグラフィーとは、そもそもフィールドワークや参与観察といった経験的な調査をとおして、自分の慣れ親しんだ文化と異なる文化に生きる人びとの社会生活について記述する営みをいう。
ジェームズ・ファーラーさんの研究の1例をあげると、「新型コロナウイルス感染症がもたらした影響」などだ。
なおジェームズ・ファーラーさんは西荻町学と名付けたパブリックエスノグラフィーのウェブサイト「Nishiogiology.org」を運営されている。「Nishiogiology.org」は、2023年3月に文化庁から「食文化『知の活用』振興事例」に認定されている。
こういったジェームズ・ファーラーさんの試みは、国や地方自治体の政策立案者に対して「現実の人々の状況」を伝える重要な役割を果たす。身近な人たちの生活から、地に足をつけた政策を考えてもらうための大切な資料となるのだ。
下岡凪子さんってどんな人?
ところで下岡凪子さんとはどんな人なのか。どうやら、下岡凪子さんはジェームズ・ファーラーさんの弟子みたい。
上智大学グローバルスタディーズ研究科の大学院生ということで、「西荻窪学」を研究中。ジェームズ・ファーラーさんの助手さんみたいな感じで活躍しているみたい。
CMで顔を見ると、なんとも現代風のかわいらしい大学生さんだった。
ジェームズ・ファーラーさんのお勧めの1冊
最後にジェームズ・ファーラーさんのお勧めの1冊をこちらでも紹介したい。
『Talk of Love(愛の話)』
(アン・スウィドラー/著、シカゴ大学出版局)
Talk of Love: How Culture Matters
愛を語るうえで、その愛というものには共通の認識がないという多様性について述べた著作である。amazonでKindle本もあるけれど、英語なので注意。多様性を学んでいる大学生は、星4.7評価の本なので目を通しても良いかもね。
ということで、「西荻窪学」とそれを研究しているジェームズ・ファーラーさんとそのお弟子さんの下岡凪子について紹介してみた。興味がある人は、彼のHPを訪れてみよう!
最後まで読んでくれてありがとう!