そういえば、あの人どこいった?
あの芸能人、最近見かけないな、みたいなことがテレビでは往々にしてよくあるけど、スマホでも最近見なくなった機能がある。
ワンセグ/フルセグだ。
簡単に言えば、ともに携帯の端末でテレビを見られる仕組みである。
ワンセグよりもフルセグのほうが、高画質な映像を見ることができる。
これらの機能がガラケーやスマホによく搭載されていたものだが、最近見なくなった。
iPhoneなどはワンセグ/フルセグに搭載しておらず、Andoroidも例えばドコモなどは19機種(2021年3月現在)販売しているうち以下4機種しかワンセグに対応していない。
- AQUOS R5G
- Xperia 1 II
- Xperia XZ3
- らくらくスマートフォン
なぜワンセグ搭載のスマホが減ったのか
なぜワンセグ搭載のスマホが減ったかというというと、ユーザーが昔ほどワンセグを求めなくなったからなんだ。
要は、自然淘汰。
以下の理由もあり。
競合するサービスの登場
Hulu、NETFLIXなど競合するサービスが登場したことが、ワンセグ/フルセグが衰退した原因としてあげられる。
Huluなどの動画サービスは、日本のニュースはもちろんのこと、BBCやCNNをはじめとした海外のニュースにも対応しており、ワンセグよりもはるかに高画質で見たい番組を見ることができる。
より良いサービスができれば、ユーザーはそちらへ移行する。
NHKの影響
2019年の最高裁の判決で、テレビがなくともワンセグ付き携帯電話を持っているだけでHNKの受信料支払いの義務が生じるという判決が出た。
これにより、ワンセグがついていない携帯を求める人の数が急増した。
NHKによってカツアゲ(笑)されるのを嫌がる人が増えたわけだ。
災害発生時の情報源としてSNSが活用される
全国どこでも受信できるワンセグは、災害発生時に役立つとされているが、今ではSNSを始めとする他の手段でも情報をリアルタイムに得られるようになった。
見たいときに自分の地域の情報だけ見れるSNSなどのほうが、ラジオやテレビよりもある意味優秀であると言える。
それでもなお、ワンセグが使いたいなら
それでもなおワンセグが使いたい!ワンセグでテレビが見たい!という方は以下の方法で。
ワンセグ対応のスマホを購入(Androidのみ)
価格.comにて、ワンセグ対応のスマホをチェック
外付けのワンセグ/フルセグチューナーの購入(Android/iPhone)
AndroidはUSB-C端子など、iPhoneはLightning端子。Wi-Fiを使えるものもある。
テレビ番組が配信されているサービスを使う
ワンセグにこだわりがあるわけでなく、テレビが見られれば良いって人は、テレビ番組が配信されているサービスを利用しよう。
テレビ番組が見られる以下の通り
iPhoneの場合
Androidの場合
上記のサービス + サブスクリプションサービス。
「Amazonプライム・ビデオ」「Hulu」「Netflix」など。
画面が小さくて、見にくいと感じるなら
スマホの画面で動画を見ると見にくいと感じるなら、テレビとスマホをケーブルでつなぐ。
iPhoneの場合
HDMI 変換ケーブル、HDMIケーブル。
Androidの場合
microUSB端子の場合
microUSB端子の場合 → 「MHL」に対応しているスマホが必要。
MHL変換アダプター、HDMIケーブルを使う。
USB Type-C端子の場合
USB Type-C端子の場合 → 「DisplayPort Alternate Mode」に対応したスマホが必要。
USB Type-C to HDMI変換アダプター、HDMIケーブル あるいは USB Type-C to HDMIケーブルを使う。
あるいは USB Type-C to HDMIケーブル(下)
無線通信も可能
「Apple TV」「Chromecast」「Amazon Fire TV Stick」「Miracast」などの専用の機器を使用すれば、テレビとスマートフォンを無線で接続することも可能。
テレビがサポート、メインがスマホ、PCの時代
昔のように、テレビがメインの時代は終わった。
今はもう、スマホやPCで映像を見るのが主流の時代だ。
皮肉を言うつもりはないが、どこぞのN〇Kもこの流れを結果として早める手助けをしてくれた。
ユーザーに選択権のない押し付けなサービスなんてさっさと淘汰されれば良いとも思うが、どうか。
ここでああだこうだ言っても仕方がないので、今回は淘汰されつつあるワンセグについて語らせてもらった。
以上だ。最後まで読んでくれてありがとう!!