紫咲シオン、ホロライブ卒業を発表――その理由と背景
2025年3月6日、ホロライブ2期生のVTuber・紫咲シオンさんがYouTubeにて「大切なお知らせ」と題した配信を行い、2025年4月26日をもってホロライブを卒業することを発表されました。
紫咲シオンさんは2018年にホロライブへ加入し、個性的なキャラクターやゲーム実況を通じて多くのファンを魅了されました。しかし、2023年以降は活動が不安定になり、長期休止と復帰を繰り返されていました。
今回の卒業発表を受け、ファンの間では惜しむ声が多く寄せられています。
本記事では、紫咲シオンさんの卒業に至る経緯やこれまでの活動、今後の可能性について詳しくご紹介いたします。
紫咲シオン引退の理由は「会社との方向性の違い」
「大切なお知らせ」配信の内容
紫咲シオンさんは、2025年3月6日にYouTubeで「大切なお知らせ」と題した配信を行い、ホロライブ卒業を発表しました。正式な卒業日は2025年4月26日で、これに伴いYouTubeチャンネルやX(旧Twitter)などの公式アカウントも削除予定です。
以下は、提供された内容を5-10個の箇条書きでまとめたものです:
- 配信開始(01:12): 紫咲シオンが配信を始め、コメントの読み込みに困惑しながら視聴者に挨拶。
- お知らせ(02:17): シオンは2025年4月26日にホロライブを卒業することを発表。卒業の理由は会社との方向性の違い。
- 精神的な苦しみ(03:21): 約1年前に精神的な悩みや体調不良を抱え、休養したことを振り返る。病院に通院中であり、完全に回復しない可能性があることを語る。
- 支えられたリスナー(04:25): リスナーに支えられたことで前向きに生きる決断をし、インターネットが良い場所だと再認識。
- 会社とのズレ(05:05): 時間が経つにつれて会社の方向性やルールと自分の考え方がずれ、卒業を決意したと説明。
- 卒業の決断(05:30): 発表することに悩んだが、最後の思いを伝えたかったため、このタイミングでの発表。
- 方向性の違い(05:45): 卒業の理由として「方向性の違い」とだけ述べ、詳細は後日の配信で説明予定。
- 憶測へのお願い(06:05): 卒業に関して憶測や噂が立つかもしれないが、自分の言葉だけを信じてほしいとお願い。
- 卒業までの思い出作り(06:35): 卒業までの間にリスナーとたくさんの思い出を作りたいと語り、感謝の気持ちを伝える。
- 最後のお願い(07:43): 2025年4月26日まで応援をお願いし、最後に感謝の気持ちを込めて配信を終了。
卒業理由について、彼女は「会社との方向性の違いが大きくなった」と説明しました。特に、活動初期には想定していなかった運営側の要求が増え、自分の理想と折り合いがつかなくなったと語っています。
それがストレスになったのでしょうか、1年ほど前から精神的な悩みや体調不良を抱えるようになったそうです。
また、ファンに対しては「6年半も活動を支えてくれて本当にありがとう。最後まで楽しく過ごしたい」と感謝の気持ちを伝えました。
配信でも「もう少し自由に活動したかった」「自分のペースでやりたかった」と発言しており、運営との摩擦があったことをほのめかしています。このあたりは、過去に卒業したホロライブメンバーとも共通する部分があるため、ファンの間では「やっぱり…」という声も聞かれました。
紫咲シオン、デビューから引退までの活動まとめ
2018年 デビューと初期活動
✅8月17日: YouTubeでの活動を開始。
✅12月15日: ホロライブクラフト開会式に参加し、同期メンバーとのコラボを展開。
2019年 3Dモデル披露と成長
✅5月12日: 3Dモデルを初披露。
✅12月31日: YouTubeチャンネル登録者数が10万人を突破。
2020年 配信拡大と50万人達成
✅1月2日: 正月衣装を披露。
✅11月23日: チャンネル登録者数50万人を突破。
✅オリジナル楽曲や歌ってみた動画の投稿が増加。
2021年 喉の不調と活動休止
✅5月末: 喉の不調により約3週間配信を休止。
✅12月4日: メイド風新衣装を披露。
2022年 100万人達成と活動の充実
✅4月10日: チャンネル登録者数が100万人を突破。
✅記念配信や3Dライブ、オリジナル楽曲の公開でファン層を拡大。
と、ここまでは順調だった紫咲シオンさんですが、配信頻度が2023年以降で大きく変動しました。
2023年以降 急激な減速
2023年末:精神的な理由で活動を一時休止(詳細は非公開)
2024年8月:復帰配信を行い、ファンから温かく迎えられる
2024年後半:不定期配信が続き、活動が安定しない状態が続く
2025年3月6日:卒業発表
休止中は、公式からも特に詳しい説明はなく、一部のファンからは「復帰しないのでは?」という憶測も飛び交いました。
ただ、復帰後の彼女は「配信するのは楽しい」と語っており、活動意欲が完全になくなったわけではなかったことがわかります。しかし、その後も運営との関係が改善されることはなく、最終的に卒業を決断したとみられています。
紫咲シオンの軌跡:話題になった配信やイベント
記憶に新しいところだと、2024年8月17日に行われたデビュー6周年記念配信は、長期の活動休止から復帰後の重要な節目として注目を集めました。
オリジナル楽曲「リップシンク」のMV
ラプラス・ダークネスとのコラボレーションで、DECO*27が制作に携わった楽曲。300万回再生。
紫咲シオンの軌跡:スパチャの累計は、1億1,976万5,205円!!!!
紫咲シオンさんのスーパーチャット(スパチャ)累計金額は、最新の情報によれば、2025年3月5日時点で約1億1,976万5,205円となっています。
これは約1,197.65万円に相当します
紫咲シオンの軌跡:炎上やトラブルは「表向き」はなかった
紫咲シオンさん自身に大きな炎上事件はありませんでしたが、活動休止期間中に「〇〇が原因では?」といった憶測がSNSで広がることはありました。
ただ、運営との方向性の違いが卒業を招いたことを考えると、やはり裏では様々なトラブルがあったのではないかと予測されます。
「卒業に関して憶測や噂が立つかもしれないが、自分の言葉だけを信じてほしい」というご本人の言葉を信じて、後日「卒業の詳細」が放送されるまで、この件に関しては追求すべきではないのかもしれませんね。
紫咲シオンの軌跡:シオンアートの広まり
紫咲シオンさんは、その特徴的なビジュアルとキャラクター性から、ファンアートが非常に活発でした。X(旧Twitter)やPixivでは「#シオンアート」のタグが広まり、多くのクリエイターが作品を投稿しました。
紫咲シオンファンアート さくらいのそうこ - イラスト ART street (アートストリート)
Twitterでの新衣装ファンアート
新衣装ファンアートまってます🥺💕 pic.twitter.com/S7YiIhmZzC
— 紫咲シオン🌙 ホロライブ (@murasakishionch) June 25, 2023
恥ずかしそうにバレンタインのチョコを渡すかわいい紫咲シオン / ファンアート / バーチャルYouTuber / ホロライブの750 x 1334 / スマホ壁紙 | 壁紙キングダム
他にも思い出いろいろーファンアート-紫咲シオン-
(同期)湊あくあ・百鬼あやめ(先輩)大神ミオとの関係
紫咲シオンさんはホロライブ2期生の一員として、同期の湊あくあさんや百鬼あやめさんと特に親しい関係を築いていました。
湊あくあ:「あくシオコンビ」として数々のコラボ配信を実施
すでに卒業済。777万回再生。
百鬼あやめ:のんびりした掛け合いが人気
シオン、、、(;_;)
— 百鬼あやめ😈ホロライブ2期生 (@nakiriayame) March 6, 2025
3200万回再生。
大神ミオ:先輩として相談に乗ってくれる存在
卒業後の予定、転生の可能性は?
卒業後に再登場する可能性・転生の可能性
紫咲シオンさんは卒業発表後、最後の配信を予定しており、「最後まで楽しい思い出を作りたい」とコメントしています。これまでのVTuber卒業者と同様、ファンに向けた感謝のメッセージと、これまでの活動の振り返りがメインになる可能性が高いです。
また、ホロライブ卒業メンバーの多くは「卒業後の活動については未定」とする傾向がありますが、シオンさん自身も「今後のことはまだ決まっていない」と語っており、具体的な発表は避けています。ただ、これまでの発言から「配信活動自体は好きだった」という意思は感じられるため、何らかの形で再登場する可能性も考えられます。
VTuber業界では、卒業後に「転生」(別名義での再デビュー)するケースが珍しくありません。特にホロライブ卒業メンバーは、しばらくの沈黙を経て個人勢や別の事務所で活動を再開する傾向があります。
現在のところ、彼女が卒業後に別名義で活動(転生)するかどうかは不明ですが、いくつかのヒントが見られます。
- 「まだやりたいことがある」という発言があった
- 「これが最後とは言ってない」とも取れる言葉を残している
- 過去のホロライブ卒業メンバーの傾向を見ると、半年〜1年後に別名義で活動再開する例が多い
とはいえ、これはあくまで推測の域を出ません。本人が明言しない限り、ファンとしては静かに見守るしかないでしょう。
過去に転生したVTuberの例
ホロライブ卒業後に転生したVTuberとしては、以下の例があります。
桐生ココ → kson(VShojo加入)
潤羽るしあ → みけねこ(個人勢 → VShojo)
これらのケースを見ると、「転生後は個人勢として活動 → しばらくして別の事務所に所属」という流れが多いです。
(やばい?)ホロライブ運営についての噂(ひどい?)
さて、少し話題は変わりますが、そもそも「なぜ、紫咲シオンさんは卒業しなければいけなかったのか?」
やはり問題になっているのは、「運営との関係」なんですよね。
この度、せっかくなのでこのホロライブプロダクションという組織について少しだけ調べてみました。
ホロライブプロダクションを運営しているのは、カバー株式会社
ホロライブプロダクションを運営しているのはカバー株式会社です。
カバー株式会社 (COVER Corporation)
設立 | 2016年6月13日 |
本社所在地 | 東京都港区 |
代表者 | 谷郷 元昭(たにごう もとあき) |
谷郷 元昭(たにごう もとあき) | VTuber事務所「ホロライブプロダクション」の運営 コンテンツ企画・制作・配信 メディアミックス展開(アニメ・ゲーム・グッズなど) 海外展開(ホロライブEN・ホロライブインドネシア |
ホロライブプロダクションを運営するカバー株式会社に関する噂や報道には、以下のようなものがあります。
内部関係に関する噂
2024年9月、元社員を名乗る人物が、経営企画担当者と所属タレントのさくらみこさんが同棲しているとの告発を行いました。
下請法違反の指摘
2024年10月、公正取引委員会は、カバー株式会社がVTuber動画に使用するイラストやモデルの制作を委託している下請事業者に対し、無償での修正や代金の支払い遅延があったとして、下請法違反で勧告と指導を行いました。
タレントの大量離脱に関する懸念
2025年1月、ホロライブが3Dライブを頻繁に行うようになった2022年頃から、公式の作業やレッスンが忙しすぎて、通常配信ができなくなるのではないかとの懸念が示されていました。
過去のトラブル
2020年9月、所属タレントの桐生ココさんと赤井はあとさんが配信中に台湾に言及したことで、中国本土の視聴者から反発を受け、3週間の活動休止処分を受けました。
収益化問題
2019年9月から2020年1月にかけて、赤井はあとさんや夜空メルさんなど複数のホロライブ所属VTuberが、YouTubeでの収益化が一時的に停止される事態が発生しました。これに対し、YouTube側のシステムによる誤判断が原因と指摘され、最終的に収益化は復旧しました。
無許諾でのゲーム配信
2020年6月、ホロライブの一部タレントが任天堂のゲームを許諾なしで収益化配信していたことが明らかになり、カバー株式会社は謝罪しました。同年7月には、大神ミオさんがカプコンのゲームを無許諾で配信し、著作権警告を受ける事態も発生しました。
夜空メルさんのハラスメント被害
2020年5月、夜空メルさんが長期間にわたりネット上での性嫌がらせや誹謗中傷を受けていたことを公表しました。カバー株式会社は対応の遅れを謝罪し、再発防止策を講じると発表しました。
魔乃アロエさんの早期卒業
2020年8月にデビューした魔乃アロエさんが、過去のLive2Dモデルの無断使用やプライベートに関する噂が広がり、デビューから約2週間で卒業する事態となりました。
水龍敬氏との協業中止
2021年2月、漫画家の水龍敬氏がカバー株式会社との協業を中止し、同社との関係を断つと発表しました。具体的な理由は明らかにされていませんが、対応に不満があったとされています。
潤羽るしあさんの契約解除
2022年2月、潤羽るしあさんが個人情報の漏洩や虚偽の報告を行ったとして、カバー株式会社との契約が解除されました。これにより、彼女のYouTubeチャンネルは閉鎖されました。
桃鈴ねねさんのトレース疑惑
2022年3月、桃鈴ねねさんが自身で制作したイラストにおいて、他の作品をトレースしていた疑惑が浮上し、本人とカバー株式会社が謝罪する事態となりました。
さくらみこさんと宝鐘マリンさんの同人誌朗読問題
2021年3月、さくらみこさんと宝鐘マリンさんが配信中にBL同人誌のタイトルや内容を無断で朗読し、作者からの批判を受けて謝罪しました。
これらの事例は、カバー株式会社およびホロライブプロダクションに関する過去の噂や報道をまとめたものです。
全く噂がない、問題がない会社というのも存在しませんが、しかし多方面にわたって色々ある会社ですね。今回の紫咲シオンさんとの関係については、まだなんとも言えないところがあるのですが、やはり全然無関係ということはあり得ないと思います。
とにもかくにも、検索のサジェストキーワードに「やばい」という言葉がついてくる組織は、あまり健全とは言えませんね💦
紫咲シオンも仰っている通り、憶測だけものを言ってはいけないと思いますので、今回はこれでやめておきます。
まとめ
紫咲シオン卒業に関するまとめ
2025年3月6日、「大切なお知らせ」配信でホロライブ卒業を発表
卒業理由は「会社との方向性の違い」
2025年4月26日が正式な卒業日で、YouTubeやXのアカウントも削除予定
1年前から精神的な悩みや体調不良を抱えていたことを明かす
リスナーへの感謝を述べ、「最後まで楽しい思い出を作りたい」と発言
配信頻度が2023年以降で大きく変動し、休止と復帰を繰り返していた
「もっと自由に活動したかった」「自分のペースでやりたかった」と発言し、運営との摩擦を示唆
「憶測や噂ではなく、自分の言葉だけを信じてほしい」と呼びかけ
カバー株式会社に関する噂
2024年9月、経営企画担当者とさくらみこの同棲疑惑
2024年10月、公正取引委員会が下請法違反を指摘
2025年1月、3Dライブ増加でタレントの通常配信が減少との懸念
過去にも無許諾ゲーム配信問題やタレントの早期卒業が発生
総評
紫咲シオンの卒業理由は、個人の意向だけでなく、カバー株式会社の運営方針との不一致が影響
卒業後の活動については未定だが、転生の可能性は十分にある
カバー株式会社の運営方針についても、多方面で問題視されている
紫咲シオンさんの未来が良きものとなることを願って、今回の記事は以上です。最後まで読んでくれてありがとう!!