上村謙信、香港で逮捕!彼が逮捕された「非礼行為」なる法律とはなにか?
事務所からの契約解除により、one-n-only脱退が確定した上村謙信さんが、2025年3月2日に香港で逮捕されました。
27歳の女性通訳に対してわいせつな行為を働いた疑いがあるとされ、香港の「非礼行為(Indecent Assault)」という法律に反したのが原因であると言われています。
香港の法律「非礼行為」というものがどのようなものなのか、日本ではなくて香港で逮捕されたことにより、今後上村容疑者にどのような展開が待ち受けているのか、考えてみたいと思います。
上村謙信、香港で逮捕!?
上村謙信はいつ、どこで逮捕された?
上村謙信容疑者が逮捕されたのは2025年3月2日のことです。
逮捕の原因となった事件は、3月1日の夜10時頃発生したと報じられています。その日は、上村容疑者が所属していたグループ「ONE N’ ONLY」のファンミーティングが行われていました。その後、香港市内のレストランで打ち上げが開催されましたが、事件はそこで発生しました。打ち上げには、メンバーや関係者、通訳スタッフが同席していたようです。
どのような経緯で逮捕に至ったのか?
上村容疑者は、打ち上げの最中27歳の女性通訳に対してわいせつな行為を働いた疑いがあるとされ、逮捕に至っています。
被害女性とは当日まで面識がなかったものの、突然の行為にショックを受けた女性が翌3月2日に香港警察へ被害を届け出ました。香港警察は証拠や証言を基に捜査を進め、同日中に上村容疑者を逮捕しました。
違反した法律や容疑の内容とは?
上村容疑者には、日本で言うところの「わいせつ」に当たる法律が適用される可能性があります。この法律は、同意のない性的接触を処罰するもので、被害者の証言や監視カメラの映像などが証拠となり得ます。どうやら、香港ではこの手の犯罪は、「非礼行為(Indecent Assault)」と呼ばれているようです。
香港の法律における「非礼行為(Indecent Assault)」
- 適用法律:香港の「刑事罪条例(Crimes Ordinance)第122条」
- 定義:本人の同意なしに行われた不適切な身体的接触、またはわいせつ行為
- 刑罰:
- 最高禁錮10年(地方裁判所での審理)
- 軽度のケースでは最高禁錮5年(区域裁判所での審理)
- 香港法例(香港法規)公式ページ
- Crimes Ordinance (Cap. 200), Section 122 - Indecent Assault
- 上記リンクでは、香港の法律に基づいた「非礼行為」に関する正式な法規が確認可能
- 香港警察の公式情報
- 香港警察公式サイト
- 事件発生時の取り締まりに関する詳細が記載されている可能性がある
- South China Morning Post(SCMP)
- Indecent Assault in Hong Kong: What You Need to Know
- 香港の事件に関連するニュースで、「非礼行為」による逮捕事例が紹介されていることが多い
上記のソースを確認すると、「非礼行為」が香港の刑事罪条例に明記されていることがわかります。
「非礼行為」に関する香港の法律では、最長10年の禁錮刑が科される可能性があります。ただし、事件の詳細や裁判の結果によって刑の重さは変動するものと思われます。
香港での処罰はどうなる?
香港の法律ではどんな刑罰が科されるのか?
香港の刑法では、性犯罪に関する規定が厳しく、特に外国人が関与する場合、処罰が重くなることがあります。
- 禁錮刑(最長10年)
- 罰金刑
- 国外退去命令
などの処分が考えられます。
実刑の可能性は?禁錮刑になる可能性はあるのか?
今回の事件では、香港当局がどの程度の証拠を持っているかによりますが、
- 被害者の証言
- 防犯カメラ映像
- 目撃証言
などが揃えば、実刑判決となる可能性があります。
香港では過去にも外国人による類似の事件が発生しており、懲役6か月~2年程度の判決が下された例もあります。上村容疑者のケースも、この範囲に収まる可能性があるでしょう。
保釈や示談は可能なのか?
香港では示談が成立した場合、裁判所が考慮することはありますが、それだけで無罪放免とはなりません。示談成立=不起訴ではない点が、日本と大きく異なります。
また、保釈についても、
- パスポートの一時没収
- 高額な保釈金の支払い
などの条件が付くことが多いため、簡単に帰国することはできないでしょう。
上村謙信は日本に帰国できるのか?
香港から強制送還される可能性は?
香港の司法制度では、
- 刑が確定した後に国外退去命令が出るケース
- 有罪判決後、刑期を終えた後に送還されるケース
の2パターンがあります。
仮に重い刑が下された場合、香港で服役した後に国外退去となる可能性が高いです。
日本に戻ってきた場合はどうなる?
仮に日本に帰国できたとしても、社会的信用が失墜するなどの影響を受けることは避けられません。芸能界復帰は極めて困難と言えるでしょう。
上村容疑者はすでに「所属事務所(スターダストプロモーション)との契約解除済み」「ONE N’ ONLYのグループ脱退」といった形で、芸能界復帰が難しくなっています。昨今、性犯罪に関しては特に世間の目が厳しいため、再起の道はほぼ閉ざされていると考えられます。
ONE N’ ONLYはどうなる?
ONE N’ ONLYは6人組グループでしたが、今回の騒動で5人体制に変更となりました。メンバーの脱退により、
- 今後の活動方針の変更
- 新曲のプロモーションの見直し
- 海外活動への影響
は避けられないでしょう。
直接的な影響はないかおしれませんが、今回の事件がイメージダウンになるのは間違いないです。
SNSでは、
- 「他のメンバーがかわいそう」
- 「グループの活動を応援したい」
- 「しばらく活動休止するべきでは?」
といった意見が飛び交っています。
スターダストプロモーションは「重大なコンプライアンス違反」を理由に上村容疑者の契約解除を発表していますが、他、メンバー個人のコメントなどはまだ発表されていません。今後、グループの公式声明が出る可能性はあります。
日本と海外での報道のされ方
日本の報道はどのように伝えているのか?
日本の主要メディアは「重大なコンプライアンス違反」という事務所の発表に加え、香港での逮捕について詳細を報じています。NHKや民放各局、新聞社が相次いで報道し、ワイドショーなどでも取り上げられています。
特に、香港での「日本人による外国人犯罪」という点が強調され、「日本人の海外での立ち振る舞いが問われる」といった論調が目立ちます。
香港・中国メディアの反応は?反日感情の高まりはあるのか?
香港の有力メディア「香港01」などは、上村容疑者の逮捕を大々的に報じており、「日本の有名人による犯罪行為」と強調しています。
また、中国本土のSNS「微博(Weibo)」では、日本の芸能人の事件が頻繁に話題になり、「日本のアイドルは信用できない」などのコメントも見受けられます。反日感情を煽る動きは今のところ限定的ですが、今後の報道次第では影響が広がる可能性もあります。
日本の芸能事務所のリスク管理は甘いのか?
日本の芸能事務所では、以前からスキャンダル対応が課題とされてきました。近年、コンプライアンス意識は向上していますが、それでも完全な管理は難しいのが現実です。
吉本興業のオンラインカジノの問題もそうですが、タレントの教育強化や、海外渡航時のルールの明確化が求められると思います。
まとめ
- 今回の事件は、上村謙信容疑者が打ち上げ中に通訳女性に対してわいせつな行為を行ったとされるもので、被害女性が翌日に香港警察へ被害を届け出たことで逮捕に至った。
- 適用された法律は「非礼行為(Indecent Assault)」
- 示談成立しても不起訴にはならない可能性が高い(日本とは異なり、示談のみで免罪とはならない)ので、そのまま帰国することは大変に難しい。
- 上村容疑者は実刑を受けた後、強制送還される可能性がある
- 「昨今の芸能人のコンプライアンス意識」「日本人の海外での振る舞い」に関して、議論が持ち上がっている
事件を起こしてしまった場所が海外ということもあり、日本の常識が通用しないことが、今回の事件をより複雑にしているように思えます。今後の展開にも注意を払う必要があるでしょう。