住田裕子元検事が関与した草加事件。冤罪問題の経緯と法曹界での功績を解説!
ご本人様のHPより拝借。
住田裕子さんは元検事として日本の法曹界に多大な影響を与えた人物です。
しかし彼女の検事時代に起きた「草加事件」では、冤罪の疑いが指摘されており、長年にわたり議論の的となっています。
事件では、証拠の矛盾や少年たちの冤罪が取り沙汰され、法の在り方が問われました。
一方で、住田さんは法務省での女性初の要職や民法改正への尽力など、法曹界の女性進出を切り開いた功績も多くあります。
本記事では、草加事件の詳細や冤罪問題の背景、住田裕子さんの経歴とその影響について掘り下げます。
住田 裕子(すみた ひろこ)さんのプロフィール
- 生年月日: 1951年6月21日
- 出身地: 兵庫県加古川市
- 職業: 弁護士、元検事、タレント
学歴と経歴:
- 学歴: 東京大学法学部第1類(私法コース)卒業
- 検事時代: 1979年、東京地方検察庁検事に任官。その後、大阪地方検察庁や水戸地方検察庁などで勤務。1987年、法務省民事局付検事(女性初)として民法改正に携わる。1989年、全省庁初の女性法務大臣秘書官に就任。
- 弁護士転身: 1996年、法務省訟務局付検事を最後に退官し、弁護士登録。
主な活動:
- 学術・教育: 獨協大学特任教授を務める。
- 公職: 内閣府、総務省、防衛省などの審議会委員・会長を歴任。
- メディア出演: 『行列のできる法律相談所』など、多数のテレビ番組に出演し、法律解説やコメンテーターとして活躍。
- 著書: 「新しい国際私法」、「住田裕子の離婚相談所」など、多数の著作を執筆。
その他:
- 家族: 同業の夫との間に2子あり。
- NPO活動: NPO法人長寿安心会の代表理事を務め、高齢者支援活動にも注力。
住田裕子さんは、法曹界での豊富な経験と知識を活かし、メディアや講演活動を通じて法律の普及や社会問題の解決に貢献しています。
そんな彼女につきまとう黒い噂とは、一体何なのでしょうか?
草加事件とは
1985年7月19日、埼玉県草加市の残土置き場で、八潮市在住の中学3年生の女子生徒が絞殺体で発見されました。
この事件で、草加市在住の13~15歳の少年5人が逮捕され、1人が補導されました。逮捕された少年たちは犯行を否認しましたが、浦和家庭裁判所は5人を少年院へ送致し、1人を児童相談所に送る保護処分を決定しました。
冤罪の可能性
被害者のスカート裏側に付着していた精液の血液型がAB型であったのに対し、逮捕された少年たちの血液型はいずれもO型またはB型であり、一致しませんでした。
その後、被害者の両親が少年たちの親権者を相手取り損害賠償を求めた民事訴訟では、1993年に浦和地裁で事実上の無罪判決が下されました。
さらに、2002年の差戻し審では「少年らの犯罪を裏付けるに足りる証拠が無い」として、事実上の無罪判決が確定しました。
住田裕子弁護士の関与
2009年4月19日放送のテレビ朝日『サンデープロジェクト』によれば、草加事件の検察側主任検事は住田裕子弁護士であったとされています。
取材に対し、住田弁護士は守秘義務を理由に事実確認への回答を行いませんでした。
メディアでの発言と批判
住田弁護士は、テレビ番組『そこまで言って委員会NP』で、安倍内閣に対し「総辞職すべき」との意見を述べました。
その際、証拠が不明でも「筋読み」をすると安倍総理に問題があると発言し、これが冤罪を生む原因となるとの批判を受けました。竹田恒泰氏は、住田弁護士が草加事件で冤罪を生んだと指摘しています。
まとめ
住田裕子弁護士は、元検事としての経験を持ち、現在はメディアで活躍していますが、過去の冤罪事件への関与が指摘されています。
ただし、現在の住田裕子弁護士は様々な形で社会貢献していらっしゃる人物である、というところで記事を締めたいと思います。