TBS RECRUITから拝借
6/24 (月) 21:00から、『クレイジージャーニー☆TBS報道特派員の精鋭3人がアフリカの闇に迫る2時間SP』が放送される。TBS報道特派員達が迫るアフリカの闇(児童労働・男女格差など)ということで、なかなかに興味がひかれる内容だ。
ところで、このTBS報道特派員のなかにTBS報道局ロンドン特派員である城島未来さんがいるのだが。
彼女、学歴がとんでもなく「アレ」な人らしい。また、「行動力お化け」と言っても過言ではない彼女の爆発的な行動力についてご存知だろうか?
今回はTBS報道局ロンドン特派員である城島未来さんについて紹介していきたい。
城島未来(じょうじまみこ)さんとは
城島未来(じょうじまみこ)。32歳。
小学校3年生のときに、父の仕事の都合で南アフリカ共和国へ。2年3ヶ月、南アフリカ共和国で過ごし、ヨハネスブルクの学校に、言葉もまったく通じないなか唯一のアジア人として通学。本人曰く、「クラスでたった一人のアジア人であるという羞恥心、言葉を全く理解出来ないという恐怖感。自分のださいおかっぱヘアを心底恨んだこともはっきりと覚えています。 しかし、そんな感情も親譲りのポジティブさで3日経てば消えていました」
こうして南アフリカ共和国での生活に溶け込んだ彼女だったが、そこで見た光景が彼女の人生に大きな影響を与えることになる。
"細い首から「お金がない。食べるものがない。」と書かれたカードを下げて物乞いをするストリートチルドレンが当たり前のように路上で生活しています。その中には、両足を失った子供の姿もありました。その子は、両手だけで上半身を浮かせ、猛スピードで行き交う車と車の間で物乞いをしていました。10歳だった私は、親の運転する車の中から、その光景を正視することができませんでした。何もできない自分への悔しさと恥ずかしさが、全身から汗となって吹き出しました。"(国連フォーラムのHPより抜粋)
南アフリカの難民問題、物乞いをするストリートチルドレン、国民の9人に1人がエイズウイルス感染者という惨状。それらを目の当たりにして、貧困と死が隣り合わせの悲劇とアフリカの希望を、どのような方法でも伝えなければならないと思ったらしい。
帰国後、中学生新聞で特派員として連載を書いたり、ワンガリ・マータイさんへのインタビューを行ったり、中学生時代から情報を発信し始める。
頌栄女子学院高等学校、慶応義塾大学法学部政治学科卒。
なお現在の慶応義塾大学法学部政治学科の偏差値は、67.5。偏差値70の早稲田大学。67.5の国際基督教大学。62.5の上智大学をライバル校とする名門である。
大学時代から報道記者になりたいという希望をもち、比較政治学を学ぶ。「フランス語を喋れるようになりたい、でもサッパリ意味が分からない…、もう行ってしまった方が早い!」ということで、フランス語習得を求めて、1年間パリ第3大学へ留学。留学だけでなく、2014年には国連フォーラム主催のミャンマースタディプログラムにも参加。カンボジアの現地雑誌に記事を書いたり、自分の写真をコンテストに出したり、地道に発信する活動を続けていた。
2016年TBSの報道局外信部に入社。現在は、TBSテレビ報道局外信部(ロンドン支局特派員)として活躍中。
城島未来さんの仕事
TBSの報道局外信部に2016年入社。担当番組はnews23など。
城島未来さんは、2021年報道局に新設された「調査報道ユニット」で活躍している。「調査報道ユニット」は、政府や捜査当局の発表に依らず、独自に発掘した問題を報じる部署らしい。「HIS子会社のGoToトラベル給付金不正」「新型コロナ協力金不正受給」などをテーマとして取りあげる一方で、城島未来さんの関心事であるらしい日本に生きる移民・難民や仮放免の立場に置かれたについても取材を行っている。
城島未来さんは、「取材・放送して安堵できることはあまりなく、常に自らの取材姿勢に悩み、葛藤を抱えながら仕事している」と告白しつつも、「調査報道ユニット」で活躍できることを「記者でなければ行くことのなかった場所に行き、出会うはずのなかった人たちと出会えることが一番の幸せ」と語っている。
なお、今回放送される『クレイジージャーニー☆TBS報道特派員の精鋭3人がアフリカの闇に迫る2時間SP』は、題名の通り「アフリカ」がテーマではあるが、城島未来さんはオフのときでもアフリカを「大好きなアフリカ」と呼んで長期休暇を利用して訪れているらしい。
彼女の仕事に対する姿勢は、「とくにかく足で情報を集める」というもの。学生時代から「フランス語を学ぶためにはフランスへ!」といった行動力を見せていたが、靴底のはがれた靴をはいたまま取材するぐらいに徹底的に自らの足を使って情報を求める。
まとめ:城島未来さんの行動力はすごい
ということで、城島未来さんはTBS報道特派員として活躍しているわけだが、とにもかくにも彼女の行動力がすごい。
「フランス語を学びたい」と思い立った半年後には、すでに留学しているという行動力。留学の際も、「大学に通いつつ、クロッキーのアトリエにも通い、最後の1ヶ月は農業を勉強するため田舎に移り、農家にて汗水たらしてジャガイモの収穫に励みました」というから、驚きである。
彼女自身、あまりに行動力が先行しすぎていて、自分がしていることをうまく言葉にできないときがある様子。そんな時、彼女はスティーヴ・ジョブスの”Connecting the dots”の話を思い出すらしい。
「自分の今していることが全く関係のないことのように思えても、後から必然的に点と点は人生で繋がってくる」
これはYoutubeにも残っているスティーブ・ジョブズの名演説で、興味がある方は以下のリンクから。
城島未来さんは、このスティーブ・ジョブズの名演説について、「自分の無茶苦茶な行動に正当性を与える便利な話だと思いながら、半分は本気で、半分は実際に年をとって繋げてみないと分かんないよなあ、と疑いながら、信じています」と語っている。
なお、彼女はミャンマー・スタディプログラムに参加していたときから、企画・広報班に所属しており、広報の仕事について、「伝える」仕事である広報を任せて頂いていることは、自分の好きなことに対して沢山悩み考え、向き合う時間を、進路を決める前の学生時代に与えられているということであり、どれほど恵まれているか分かりません。何も知らない自分を支えてくれるメンバーの皆は、私の触れたことのない世界を教えてくれる人たちでもあり、日々沢山の刺激をもらっています。」と述べていた。
子供時代に見たアフリカの惨状から「情報の発信の重要性」を感じ、中学生のころから「報道」の世界に身を投じてきた城島未来さん。24日の番組でも、抜群の行動力でアフリカの闇に切り込んでいってくれることだろう。
ということで、今回はTBS報道特派員として活躍する城島未来さんについて紹介した。
最後まで読んでくれてありがとう!