プチニュース

E10系新幹線とE5系の違いは何?最新技術と乗り心地の違いとは?

「E10系」と「E5系」はどう違う?新時代の新幹線を徹底比較

E10系新幹線とE5系は何が違う?最新技術と乗り心地の違いとは?

「E10系」という新たな新幹線が登場します。では、これまでの「E5系」と何が違うのでしょうか?

 

最高速度は同じなのに、なぜ新型車両が開発されたのか。デザインや車内設備はどう変わるのか。気になる違いを詳しく見ていきましょう。

 

本記事では、E10系とE5系の 速度や編成の違い、デザインの進化、新たに導入される「TRAIN DESK」 など、注目のポイントを解説します。さらに、運行開始時期や安全性の強化についても詳しくお伝えします。

 

この記事を読めば、E10系がどのような目的で開発されたのか、そしてE5系から何が変わるのかが明確になります。未来の新幹線の姿を、一緒に見ていきましょう!

 

E10系とE5系の最高速度や編成両数はどう違うのか?

E10系はE5系の後継として開発されていますが、基本的なスペックにはどのような違いがあるのでしょうか?特に気になるのは「最高速度」と「編成両数」です。

最高速度の違いは?

  • E5系:最高営業速度 320km/h
  • E10系:最高営業速度 320km/h(同じ)

E10系もE5系と同じ最高速度320km/hを維持する予定です。現在の日本国内の新幹線の中で最速なのは、E5系やE6系(秋田新幹線)と同じ320km/h運転です。E10系でも引き続き、この速度が採用されることになっています。

編成両数はどう変わる?

  • E5系:10両編成(基本)・17両編成(連結時)
  • E10系:10両編成(固定編成)

E10系では、E5系と同じく 10両編成 で運行されることが発表されています。ただし、E5系はE6系と連結し、17両編成での運行も可能でしたが、E10系が将来的にどのような編成のバリエーションを持つかはまだ公表されていません。

 

 

E10系の車内設備はE5系と比べてどのように進化したのか?

E10系では、従来のE5系と比べて「快適性」と「機能性」の両方を強化した車内設備が導入されます。特に以下の点が進化しています。

1. 全席にコンセント+USBポート

E5系では、窓側と一部の座席にしかコンセントがありませんでしたが、E10系では 全座席にコンセントとUSBポートが標準装備 されます。これにより、移動中のPC作業やスマホの充電がより便利になります。

2. シートの改良

  • 背もたれのサイドウィングを大型化し、周囲の視線を遮る設計
  • シート間にディバイダ(仕切り)を設置し、よりプライベートな空間を確保
  • テーブルを拡大し、ノートPC作業がしやすいデザインに

これにより、特にビジネス利用者にとって快適な環境が整えられます。

3. 荷物置き場の拡大

近年、外国人観光客や長期旅行者の増加により、大きな荷物を持ち込む乗客が増えています。E10系では、大型荷物置き場を増設し、スーツケースを安心して収納できるスペースを確保しています。

E10系のデザインやカラーリングはE5系とどう異なるのか?

E10系のデザインは、英国のデザインファーム 「tangerine社」 が担当しています。JR東日本の新幹線では初の海外デザイン会社による設計です。

外装デザイン

  • E5系:エメラルドグリーン+ピンクのライン(東北新幹線の象徴)
  • E10系「Tsugaru green(津軽グリーン)」+「Evening elm(イブニングエルム)」

E10系では、東北地方の山々や自然の美しさを表現するために、新たなグリーン系カラーが採用されました。また、車両間をつなぐラインが 「桜の花びらの形状」 をモチーフにデザインされており、日本らしさを強調しています。

新たに導入される「TRAIN DESK」とは何か?

「TRAIN DESK」は、E5系の「ワーク&スタディ優先車両」を進化させた新しい座席サービスです。特にビジネス利用者向けに、仕事がしやすい環境を提供します。

「TRAIN DESK」の特徴

  • 2列+2列の配列(通常の新幹線は3列+2列)で、ゆったり座れる
  • 座席ごとに ディバイダ(仕切り) を設置し、隣の人と視線が合わない仕様
  • 背もたれに サイドウィング を追加し、周囲の視線を遮断
  • 幅広の 可動式テーブル を設置し、PC作業がしやすい
  • 電源コンセント+USBポート完備

「新幹線の中でも仕事をしたい」「周囲の音が気になる」という人にとって、快適な移動空間になることが期待されています。

E10系の導入スケジュールや運行開始時期はいつか?

E10系の開発・導入スケジュールは以下の通りです。

  • 2027年秋:試作車両(第1編成)が完成予定
  • 2028年~2029年:各種走行試験を実施
  • 2030年度内:営業運転開始

つまり、E10系が実際に運行を開始するのは 2030年度(2029年4月~2031年3月の間) ということになります。E5系の老朽化に伴い、順次E10系に置き換えられていくことになるでしょう。

E10系の安全性向上策はE5系と比べてどう進化したのか?

新幹線の安全性は常に進化し続けています。E10系では、次世代新幹線の技術試験車両 「ALFA-X」 で得られたデータを活用し、以下の安全対策が強化されています。

1. 地震対策の強化

  • L型車両ガイドの設置:脱線防止のためのガイドを車両に装備
  • 左右動ダンパの採用:地震発生時の揺れを吸収し、車両の損傷や脱線を防止
  • ブレーキ性能の向上:より短い距離で減速し、緊急停止が可能に

2. スマートメンテナンス対応

  • AIを活用した車両点検システムを導入し、故障の予兆を検知
  • 車両部品の消耗状態をリアルタイムで監視し、メンテナンスの効率化を実現

3. 将来的な自動運転対応

  • 将来的には東北新幹線での自動運転導入を見据え、対応機能を準備

まとめ

E10系新幹線は、E5系の後継として登場し、さまざまな面で進化を遂げています。

最高速度と編成
最高速度はE5系と同じ 320km/h
編成両数も 10両固定編成 で運行

車内設備の進化
全席にコンセント&USBポート を設置
仕切り付き座席 や 大型テーブル で快適性UP
荷物置き場の拡充 や バリアフリー対応の強化

デザインの違い
英国 tangerine社 がデザインを担当
東北の自然をイメージした 「津軽グリーン」×「イブニングエルム」 の配色

「TRAIN DESK」の導入
仕事に集中できる 2列+2列のワークスペース座席
仕切り&大型テーブル付き で快適な作業環境

導入スケジュール
2027年秋 に試作車完成 → 2030年度内 に営業運転開始

安全性の向上
ALFA-Xの技術 を活用し、地震対策やブレーキ性能を強化
スマートメンテナンス対応 で故障を未然に防ぐ

E10系は、より快適で安全な次世代の新幹線として期待されています。運行開始が待ち遠しいですね!

 

-プチニュース

error: Content is protected !!

© 2025 Powered by AFFINGER5