携帯・スマホ

(考察)楽天モバイル、プラチナバンドの割り当て=値上げの可能性(してみた)

4月7日で、楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT」プラン料金1年無料キャンペーンを終了する。

 

これはもともと累計契約申し込み数300万回線限定のサービスで、目標に達したことから4月7日をもって終了することが決定された。

 

楽天すごいなぁ、と思いつつも、次の調査の結果をもとに考えてみると、また違った印象を受ける。

 

MMD研究所の調べによると通信キャリアのプラン変更・乗り換え検討先はトップがドコモ、次いで楽天モバイル。

 

「ahamo」の72.9%、「povo」の82.4%、「LINEMO」の76.6%は現通信キャリアから移行

 

つまりは、ユーザーは思った以上に動いていない

 

そして、次の調査結果を見てみると、真実の姿が見えてくる。

 

各社の発表を受け、新たに2台目としてサブ回線を契約検討している人は5.6%

契約検討先1位は「Rakuten UN-LIMIT」で24.8%、次いで「docomo」18.7%、「ahamo」15.4%。

 

つまりは、楽天モバイルはメイン回線ではなくて、サブ回線として利用されているのではないか、と考えられるのである。

 

これは「18歳~69歳の男女40,000人を対象に2021年2月8日~2月10日の期間で「2021年3月 通信サービスの利用動向調査」した結果なのであるが、結論的には間違っていないと思う。

 

au、楽天へのローミングサービスを続々終了

楽天モバイルは、4月1日、自社回線エリアの追加を発表した。

 

茨城県のつくば市をはじめとして、以下のエリアが楽天エリアとして新規に追加された。

一方で、auが同日楽天モバイルに提供してたローミングサービスの終了予定地を更新。

 

もともとMVNOである楽天は、auから回線を借りて自社回線エリア外でもサービスを提供している(ローミングという)。

 

つまりは、「他人のふんどしで相撲をとっている」状態なわけだ。

 

そのauとのローミングも東京では一部を除きサービス終了。千葉県と神奈川県も、2022年3月末でサービスを終了する。

 

青梅市など東京の一部では、まだエリア外なのでauとの契約継続。

 

別に嫌がらせでサービスを終了するわけではなくて、そもそも「人口カバー率が70%を超えた都道府県ではサービス終了」という契約だったので、これは当初の合意通りということになる。

 

ということで、auから独立できて良かったメデタシメデタシ、で終わるわけにはいかない。

 

auからのプラチナバンドが途絶えた

このローミング契約、auから借りていたのは「基本は800MHz帯」のBand 18(Band 26)のみ。

 

見ておわかりいただけるように、プラチナバンドである。

 

低周波数帯域、プラチナバンドは3大キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)のお家芸にして秘伝。

 

周波数が低いため、遮蔽物や山間部もくまなく電波がいきわたる。

 

つまりは、つながりやすい。

 

この契約が終了するということは、楽天は当然「自分のお尻は自分で拭きなさい」って状態になる。

 

楽天モバイル、車内で繋がらないんだが

これを見て欲しい。

 

 

これは山手線、西武新宿線、東西線などがつながる交通の要の一つ「新宿区高田馬場」の地図なんだが。

 

明らかにピンク。

 

楽天エリア内である。

 

にも関わらず、西武新宿線などに乗っていると、唐突に電波が切れる事例が数度発生している(実体験)

 

東西線など地下鉄になると、即座にパートナー回線(au)に切り替わる。

 

電波が届いていない。当たり前だ。

 

楽天はプラチナバンドを割り当てられていないのだから。

 

こういった事態は至る所で起きているはずで、それが冒頭の楽天モバイルをサブ回線どまりにしている理由なのではないか。

 

このままauからのプラチナバンドの提供が終了して良いのか、楽天?

 

いつになったら、楽天にプラチナバンドが割り当てられるのか

2012年3月、ソフトバンクが900MHzのプラチナバンドを割り当てられたときのことを思い出す。

 

あの時も、ソフトバンク代表の孫正義氏が、散々総務省に訴えを出した末にようやく認められたとう感じだった。

 

総務省は、キャリアの尻は叩くくせに自分の尻は重たいらしい。

 

Sなんだな、きっと。

 

いやいや、冗談だ。

 

実は、「割り当てたくてもできない」というのが本音なんだろう。

 

プラチナバンドに「空き」がない

実はすでに、プラチナバンドは埋められてしまっているのだ。

 

プラチナバンドは1GHz以下の周波数帯域で、すでにそのすべてをスマホ以外の分野(テレビ放送、業務用無線など)で利用してしまっている。

 

もし楽天にプラチナバンドを割り当てるなら、椅子取りゲームの席に座っていた誰かを立たせないといけない。

 

これはソフトバンクの例でも同様だった。

 

3大キャリアとて、ただで手に入れたわけではない。

 

プラチナバンドが他のメディア(テレビなど)と干渉しないように、今まで多額のコストをかけて真摯な取り組みを行ってきたのである。

 

新参者に「さあ、持っていけ」と太っ腹なところを見せられる余裕などない。

 

プラチナバンド再編の現状

現在の状況は以下の通り。

 

3社が上り・下りを合わせて5MHz×2幅ずつ帯域を割譲

これで、15MHz×2幅(上り、下り)の空きができる。

 

「設備の大規模な改修が必要」

 

他の無線システムが利用しているプラチナバンドを再分配する

845〜860MHzと928〜940MHzで空きが出る予定(他の無線システムが移行するため)

 

世界の4G、5Gの基準と一致しない周波数。楽天も「いらね」と主張。

 

これまで通りテレビ放送から少しゆずってもらう

2011年地上波デジタル放送に移行したときにもゆずった。

 

NHKおよび民放「これ以上くれてたまるか」

 

楽天のプラチナバンド割り当てはずっと先

結論から言うと、楽天モバイルがプラチナバンドを入手するには、3大キャリアから少しずつわけてもらうしかないのではないか。

 

となると、大規模な設備の改修が必要になることから、楽天の負担するコストも相当なものになる。

 

ただですら赤字垂れ流し状態の楽天グループのお荷物楽天モバイルに、それを捻出することができるのか。

 

まだまだ基地局の数を増やして、自社回線エリアも広げねばならないというのに。

 

楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」値上げの可能性

現時点で、楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」は、そこそこコスパの良いサービスになっている。

回線は微妙だが、それに見合った金額になっているからだ。

 

しかし、プラチナバンドを手に入れるとなれば、これが一変する可能性が出てくる。

 

理由は言うまでもないが、コストに見合った金額でなければビジネスが成り立たないからだ。

 

俺的にはこの料金のままずっといってもらいたいのだが、そういうわけにはいかないと思う。

 

ということで、今回は4月7日に1年無料サービスが終了する楽天モバイルの現状についてお話した。

 

今回は以上だ。最後まで読んでくれてありがとう!!

-携帯・スマホ

© 2021 a-little-effort.com Powered by AFFINGER5