アメリカのクアルコム社が、5Gの異なる周波数帯であるSub-6とミリ波を束ねた高速通信に成功したらしい。
目次
クアルコムとは、どのような会社なのか?
アメリカの移動体通信の通信技術および半導体の設計開発を行う企業(wikiより)
wikipediaの細々とした説明よりも、かの「snapdragon888」を発売した会社と言えば、わかりやすいかとも思う。
snapdragon888の産みの親
現行のSoCで最強の性能を誇る、2020年12月に販売されたSoC(CPU)「snapdragon888」
snapdragon865に比べてCPU性能を約25%、グラフィック性能を約35%向上させた怪物SoCである。
そして、それを搭載しているのが、Galaxy S21シリーズ、OPPO Find X3 Pro、Xiaomi Mi 11などハイエンド端末の数々。
Sub-6とミリ波を束ねた高速通信
そのスマホのSoC(CPU)では有名な、クアルコム社がこのたび、Sub-6とミリ波を束ねた高速通信に成功したとのこと。
Snapdragon X65 5G Modemとミリ波帯アンテナモジュール「QTM545」を用いて、Sub-6と28GHz帯を束ねた通信に成功。のち、Sub-6と39GHz帯を束ねた通信に成功。
これにより、2種類に分かれていた5G通信を同時に一台のスマホで利用できることになる。
これはなかなかの事件ではないか。
やるな、クアルコム。
なお、Sub-6とミリ波は、ともに5G通信の周波数帯である。
- ミリ波は28GHz帯 いわゆる高周波数帯
- Sub-6は3.7GHz・4.5GHz帯の高周波数帯の中でも低いほう(やや低周波数帯より)
ミリ波のほうが速度がはやいが、高周波数帯はとにかく猪突猛進型で障害物などに弱い。
山間部などは最悪で、多数の基地局を設置して電波をリレーして届かせないといけない。
そのせいか、日本のスマホの大部分はそこそこ速度がはやくそこそこ距離が届くSub-6に対応しているスマホが多い。
iPhone12もSub-6対応でミリ波には対応していない。
この2つの5G回線を束ねたおかげで、少しは5Gも使いやすくなるかな?
ところで、5Gが使える場所はどこ?
クアルコム、Good Job!は良いのだが。
5Gってどこでつながるんだ???
実際のところは、つないでみないと誰にもわからないというのが正解。
下の記事でも紹介しているが、
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参考5Gに繋がらない。5G普及の現実。5Gは端末購入の際の基準にならない。
続きを見る
つながることが判明しているのが、
- 東京駅八重洲口、新宿西口あたり
- 東京の主要な駅や空港のココ!って、場所限定
ミリ波は東京駅八重洲口の限定スポットのみ。
ただし、数歩ずれるとOUTってレベル。
これはひどい(笑)
ということで、上の記事でも書いたことだが、5Gの新技術が生まれたところでまだまだ俺たちは5Gが使いこなせない。
それでいて、6Gとかいう言葉が登場するので、なかなかお笑いだ。
5Gは個人使用ではなくて、法人使用
当面の間、5Gは個人使用できないのでは?
そもそもがスマホのために作られているレベルの技術ではないよね。
自動運転とか、そういった方角に向けて様々な業界で革新的な変化を起こしてほしい。
あー、でもそのためには、スマホでの通信程度ならできないとダメなわけだ。
卵よりも先に鶏が生まれてはいかん。
ということで、さっさと基地局整備しちゃってください。
なに?新料金プランで値下げしたせいで金がない?
そいつは神(総務省)に言ってくれ。
ってことで、今回は以上だ!最後まで読んでくれてありがとう!!