スマホの平均ストレージ容量が、100GBを突破したらしい。
ストレージ容量とは、PCでいうところのHDD(SSD)みたいなもので、写真や動画、ゲームデータを保存しておける容量のことだ。
昨今のスマホは、このストレージ容量を増やす傾向にある。
iPhoneのほうがAndroidよりも平均ストレージ容量が多いと言われているが、これはAndroidが機種によってばらつきがあるからではないかと考えられる。
そこからAndroidが追いついてきて、両者の差は縮んだ。今では両者合わせて、スマホの平均ストレージ容量が100GBを突破するに至った。
ストレージ容量は、もはや512GB、1TBという時代である。
一方で、大容量のストレージ容量を求める消費者が急激に増加しているというわけでもなさそうだ。
単純に消費者が購入するスマホのストレージ容量が増えているだけで、512GBとか1TBのストレージ容量が必要になるユーザーは、そうそういないものと思われれる。
今回の記事では、少ないストレージ容量のスマホで、うまくやりくりするコツを紹介したい。
目次
スマホのストレージ容量の目安。どれぐらい必要か
よほど大量の写真や動画を撮ったり、重たいゲームを大量にダウンロードしたりしない限り、ストレージ容量は64GBもあれば十分だと思う。
ストレージ容量を増やすと、価格も自然にあがってしまうしね。
ちなみに、スマホのカメラ性能によって撮れた写真のサイズは変わってしまうが、64GBで撮れる写真の枚数はおよそ4,0000枚ぐらい。音楽は6.000曲以上入る。
PCにデータを移して、必要な分だけをスマホに入れておけば、64GBでもストレージ容量がいっぱいになることはあり得ない。
スマホのストレージが不足したら…
それでも、もしもスマホのストレージ容量が不足したら、iPhoneもAndroidも最初にやることは、『何がストレージを圧迫しているか調べること』だ。
iPhoneのストレージ容量の内訳を確認、整理するには
iPhoneのストレージ容量の内訳を確認するには、機種によって多少の差異があるかもしれないが、
「設定」 → 「一般」 → 「iPhoneストレージ」
いらない写真や動画、アプリなどを削除しよう。
その際、「非使用のAppを取り除く」など、iPhoneからのおすすめがあれば従おう。
それだけでも、十分なストレージ容量不足解消につながるはずだ。
Andoroidのストレージ容量の内訳を確認、整理するには
機種によって多少の差異があるかもしれないが、例えば俺が持っている「Galaxy Note 10+」を使って説明してみる。
「設定」
「デバイスケア」
「ストレージ」
いらない写真や動画、アプリを削除。この際、iPhone同様、おすすめがあれば素直に従う。
スマホのストレージ容量を空ける方法
原因となっているものを削除するだけでなく、他へ移すなり(iCloudやGoogle Drive)すればストレージ容量を空けられる。
iCloudでストレージ容量を増やす(iPhone)
iphoneの場合はiCloudを利用することで、ストレージ容量を空けることができる。
無料だと5GBまで。有料は以下の通り。
容量 | 月額 |
50 GB | 130円 |
200GB | 400円 |
2TB | 300円 |
200GBと2TBバイトは、家族みなで共有できる。
Googleフォトが有料に(Andoroid)
ご存知な方が多いように、Googleフォトに制限がつくようになるので注意。
Androidは、Googleドライブなども利用できる。
無料だと月15GBまで。有料は以下の通り。
容量 | 月額 |
100GB | 250円 |
1TB | 1,300円 |
10TB | 13,000円 |
外部ストレージ(microSD)を入れて、ストレージ容量を増やす
挿入できるmicroSDの容量が端末によって違うので注意。
スマホのストレージにおける「その他」とは
スマホのストレージ容量を確認した際、「その他」の項目がやけに多い場合には注意。
この「その他」の大きさの原因は、PCなどでいう「一時ファイル(キャッシュ)」である可能性が高い。
一次ファイル(キャッシュ)は、同じ作業をする際に前よりもすばやく処理するために有用なものであるが、放っておくとどんどん溜まっていってストレージ容量を圧迫してしまう。
スマホのストレージ容量、「その他」を減らすには
ストレージ容量の「その他」を減らすには、一時ファイル(キャッシュ)を削除すれば良い。
初期化する(iPhoneの場合)
iPhoneの場合、初期化すると余分な一時ファイル(キャッシュ)が消える。
必ずバックアップをとってから行うこと!
バックアップの取り方
「設定」 → 「ユーザ名」 → 「iCloud」 → 「iCloudバックアップ」 → 「今すぐバックアップを作成」
初期化
「設定」 → 「一般」 → 「リセット」 → 「全てのコンテンツと設定を消去」 → パスコード入力 → 「iPhone消去」
Apple IDにサインイン。これにて、余計なものをそぎ落とした新生iPhoneに生まれ変わる。
初期化したiPhoneを復元するには
初期化したiPhoneを復元したければ、
「Appとデータ」 → 「iCloudバックアップから復元」※先ほどの日付・時刻のバックアップを選択
Androidスマホで一時ファイルの削除手順
Androidスマホで一時ファイル(キャッシュ)を削除するには、
アプリごとの一時ファイルの削除手順
「設定」 → 「デバイスケア」 → 「ストレージ」 → 「詳細設定」
「他のアプリ」
アプリを選択してタップ(ここではKindleを選んでみた)
右下「キャッシュを削除」
一時ファイル(キャッシュ)削除アプリを使う
Google PlayやApp Storeを当たって、該当するアプリを探してみるのも良い。
端末や個人の好みによっても違うと思うので、ここではあえて紹介しない。
ストレージ容量の多いスマホは必要ない
ストレージ容量はの目安は64GB。これで十分。
あとは外部ストレージの使用や余計なファイルを消すことで、ストレージ容量を節約しよう。
最適なストレージ容量を選ぶことで、端末の値段を抑えられる。
ストレージ容量(ROM)よりも、メモリ(RAM)やSoC(CPU)などにこだわって端末を選べるようになろう。
今回は以上だ。最後まで読んでくれてありがとう!!