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(体験談)経鼻内視鏡(鼻から胃カメラ)を楽に受けるコツ(人生初胃カメラ)

 

しばらくの間、ブログをお休みして申し訳なかった。

 

なにしろ、かなり体調を崩してしまっていた故に。

 

実際のところ現在もまだ不調なのだが、ブログを更新する気力が出てきたので再チャレンジ。

 

この記事は、始めて胃カメラするんだけど怖い!って人に向けて作成している。

 

俺も初体験だが、「安心して」ってことでお話をしていく。

 

ネットの情報だけ見ると、中にはかなり怖い書き込みも多いが、俺の体験談を聞いて「大部分の人は、これにあてはまり、苦痛がほぼなし」ということをお伝えしたい。

 

経鼻内視鏡を受ける際のコツは、「とにかくリラックスして挑むべし」

 

そんな簡単にできないよ!って人は、「呼吸にだけ集中。鼻でも口でもいいから、のんびり吸ってのんびり吐こう」

 

これだけで十分だ(マジで)

 

以下、実際の流れを書いていきたい。

 

みぞおちの痛み

4週間ほど前、みぞおちに痛みを感じた。

 

その時は放っておいたのだが、どうにも胃の調子が悪い。

 

ゲップがひどく増えたうえに、ゲップするたびにみぞおちが痛い(圧迫感がある)

 

口コミを頼って、調布の消化器内科で受診。

 

医師の見立てでは、「逆流性食道炎」とのこと。

 

2週間分の薬をもらった。漢方と飲み薬2種。

 

2週間ほど真面目に服用したが、状況は改善せず。

 

医師はあと2週間様子を見るように伝えてきたが、ここで俺から「内視鏡(胃カメラ)」を提案。受諾された。

 

俺は10年以上前にバリウムを飲んだことはあっても、胃カメラを飲んだことは一度もない。

 

はっきり言って、飲みたくない(笑)

 

いや、そりゃそうだろ。あれはそもそも飲んだり食ったりするものではない。俺の食道には、飲食物以外何人たりとも立ち入り禁止だ(キリッ

 

とはいえ、場合によっては食道ガン、胃ガンなどの可能性もある。悪くなってから飲むか、今飲むか。こう聞かれたら、嫌でもなんでも今飲むべきだと思わないか?

 

経鼻内視鏡か、経口内視鏡か

経鼻(鼻からカメラ)か、経口(口からカメラ)か。

 

ただし、苦痛をなくすために、経口は鎮静剤を使ってくれるという。

 

違いは以下の通り。

 

経鼻内視鏡

鼻から入れるので、えづきが少ない(ほぼない)

強烈な喉麻酔の必要がない(これが苦手な人がけっこういるはず)

鼻の穴が小さいと入らないことも。

鼻から出血したり、鼻の麻酔でちょっと頭が痛くなる人もいるみたい。

カメラの性能が微妙なので(クリニックによる)、あまり鮮明に臓器をチェックできない。

鎮静剤を使用しないので、検査が終わればすぐに行動可能。俺の場合は、クリニックに入って30分~45分ほどで全てが終わって出てこられた。

 

経口内視鏡+鎮静剤

鎮静剤を使えば、何一つ感じない(効き具合は個人差があるので注意)

喉麻酔がかなり辛い(らしい。俺は経験がない)。

鎮静剤が切れるまで、クリニックにとどまらないといけない(時間は個人差がある)

その日は鎮静剤の効果が残るので、運転禁止。注意力を伴う仕事も難しい(個人差。鎮静剤の効き目にもよる)

カメラが大きいので、より丁寧に臓器をチェックできる。

 

 

医師から選択を迫られた。俺は少し考えて、鼻を選択した。

 

理由は、鎮静剤の影響を避けたかったから。

 

眠って安心かというと、個人的にはあんまり好ましく無く感じる。

 

眠っていても、実はけっこう辛くて、それをただ覚えていないだけ、って説も聞く。

 

鎮静剤が後に残る可能性、ってのも嫌だ(その日、唐突に眠くなることもあるらしい)

 

それに検査の最中、何が起きているかも直接感じてみたい。

 

ってことで、俺は経鼻内視鏡を選択した。

 

予約は午前中に入れよう

俺は、結構医者の検査を受けた経験があるんだが、嫌な検査は午前中に入れよう

 

できれば一番最初の時間が良い

 

曜日をずらしてでも、最初の時間を獲得しよう。

 

午後に胃カメラみたいな検査があったら、一定時間の飲食禁止など、午前中も行動が縛られると思っていい。

 

午前中の最初の検査なら、前日の21時以降に飲食しなければOKだ(水、お茶は可)

 

当日の朝に、コップ一杯の水(3時間ぐらい前に、俺は飲んだ)

 

後はクリニックに行くだけ。これが楽。絶対に楽だ。

 

特に初検査で不安な人は、他のことが手につかなくなる。間違いなく。

 

朝一でクリニックに駆けつけろ。ビビル暇なく、前進しろ。

 

胃カメラ怖い。胃カメラってだけで不安

検査が決まってからは、すげー鬱だと思う。

 

俺も滅茶苦茶鬱だった。

 

だって、どう考えても楽そうな検査じゃない。結果を聞くのも怖い。

 

でも、時間は無情に流れていくもんだ。

 

そもそもどうして胃カメラが怖いって、散々色々な人からその辛さを聞かされているからだ。

 

実際の検査よりも、未知の検査に対する不安のほうが遥かに怖い。人は不安に恐怖する生き物だ。

 

当日、クリニックに行く途中も何度も引き返してバックレちゃおうと考えた。

 

どうせたいした症状じゃないんだ。逃げちゃえってわけだ。

 

でも、俺の足ははまっすぐにクリニックに向かって行った。何かの予感があったんだな。今行かないと、厄介なことになる。もっともっと厄介なことになる。

 

どうしても怖いって人は、「クリニックに行くこと」だけを考えよう

 

他は何も考えないように。そこまで行けば、後は勝手に時間が流れていく。後述するが、今の胃カメラはそんなにつらいものではない。とくに鼻からはすっごく楽。何が起こるかさえ知っていれば、1か月に1度やろうと言われてもOKするレベルだ。

 

 

実際の検査の流れ(前処置)

さて、クリニックに到着したら、受付をしてもらって名前が呼ばれるのを待つ。

 

名前が呼ばれたら、貴重品をロッカーに預けて処置する部屋へ。

 

まずは、白い液体を飲めと言われる。

 

これは胃を綺麗にする液体らしい。ネットでは色々言われているけど、俺は全然味を感じなかった。サッと飲んで終了。

 

その後、ベッドに横になる。

 

「どっちの方の鼻が通りが良い?」って聞かれる。

 

はっきりいって、知らん(笑) そんなの考えたこともない。

 

とりあえず、すっきりしている右の鼻を選択。ここは感覚で選んじゃえ。ダメだったら、別な鼻に替えてくれると思うよ。

 

鼻から出血しないように、スプレーみたいなものを鼻にする。耳鼻科に行き慣れている人は、全然何も感じない。ちょっとツンとする程度かな。大したことないよ。

 

その後、麻酔の液体を鼻から入れる。まずいっていう人もいるけど、俺は何も感じなかったな。そのまま飲み干す。

 

ここで注意

鼻の麻酔は喉にまで影響を与える。喉に膜が張ったような違和感が出るが、落ち着いてもらいたい。

 

違和感はあるものの、それは全然大したものではない。喉麻酔は相当らしいが、鼻だけならちょっと唾が呑み込みづらい程度だ。

 

普通に呼吸してOK。焦る人もいるかもしれないが、実際にやってみると大したことない。ちょっと冷静に呼吸してみると、こんなもんなのか、と拍子抜け。鼻でも口でも余裕で呼吸できる。

 

で、二段階に渡って鼻に棒とチューブを入れた。

 

1回目は細い棒。2回目は実際のチューブと同じ太さのチューブ。2回とも難なくクリア。ここで鼻が小さい人はちょいと難儀するかもしれない。9割が問題ないというが、残りの1割の人は、そのまま鎮静剤+経口内視鏡へと変更しよう。そこらへんは、身体の構造なので仕方がない。

 

で、いよいよ前処置終了。レッツ検査、だ。

 

経鼻内視鏡スタート

先生が入ってきて、早速鼻からチューブを差し込む。

 

ここからは先生との相性もあるかな。

 

残念ながら、俺の先生はあまりおしゃべりをしてくれなかった。淡々と検査するだけ。有名な先生だから、違和感は一切なかったけど。前処置の看護師さんも淡白で、淡々と作業を進めていく感じだった。

 

そんなときは、自分から話しかけちゃおう。俺は自分から看護師さんや先生に話しかけてしまった。何でもいい。鼻から胃カメラの長所に検査中に話せるってことがある。

 

ここで注意

鼻からの胃カメラは、喉のところで一度だけ違和感がくる。

 

耳鼻科で、喉に薬を塗られてオエッてしたことはないか?レベル的にいうと、あれだ。たった一度だけ。たった一度だから、ここだけ我慢だ。

 

一度食道まで入ったら、後は何にも感じない。先生が空気入れようが洗浄しようがたいして何も感じない。

 

俺の場合、胃にびらんがあったので、組織をとられて検査に回された(生検)が、その際も痛みはゼロ。違和感さえなかった。

 

ここで注意

検査中は、唾をのみ込まないように(気道に入るかもしれないため)。喉を鳴らす程度(ゴクッ)は問題ない。唾は全部口から出しちゃえ。昭和の不良みたいに、ペッペッしてもよい。

 

時間にして、9分ぐらいだったかな。

 

ネットの情報によると、まあ普通くらいの時間かな。

 

検査が終わった後

終わった後の感想は、「こんなもんか」

 

まだ喉にも麻酔が効いているので、飲食は1時間ダメとのこと。

 

確かに、喉には膜が張ったようで唾も飲み込みにくい。これもたいして不快ではない。呼吸は当然正常。鼻でも口でも好きなだけどうぞ。

 

生検をとられたから不安だった。看護士さんが、「先生とお話していかれますか?」とのこと。

 

少し先生と話をさせてもらう。胃の単発びらんは、胃がんの可能性もある。

 

「まあ大丈夫でしょう」とのことだが、こればかりはなんとも言えない。

 

どんな病気でも、なる時はなってしまうものだ。

 

初めての経鼻内視鏡を終えて

生まれて初めての胃カメラ(鼻から)

 

感想をいうと、全然大したことなかった。不安な人は安心してくれ。

 

体質によるので、必ずしも皆がこうなるとは言わないが、ほとんどの人が俺と同じようになると思う。

 

とにかく楽。辛さでいうと10段階中2か3

 

ただ唯一の不満は、先生や看護士さんがちょっと冷たかったことかな(-_-;)

 

初めてなんだが、全然何も言わずに「はいこれ、次これ」って感じだった。組織をとるときも、何も言わないから取られたことさえ気が付かなかった。

 

ここはその先生の性格にもよるのかもしれない。明るくお話できる、腕の良い先生だといいかもね。

 

これは個人差あるね。話すのが面倒だから、何も言わずに淡々とやってくれるのがいいという人もいると思う。

 

なにはともあれ、結果、俺は毎年内視鏡を入れる羽目になったが(食道の経過観察。胃は生検中)。これなら毎年入れても問題ない。風邪で医者を受診するレベルだ。

 

40歳を過ぎたら、行きつけの消化器内科を探そう。そこで1年に1度内視鏡検査をお願いするといい。

 

鎮静剤は未トライなので、また機会があったらやってみる。

 

最後に繰り返しになるが、経鼻内視鏡は本当に楽だ!

 

「リラックスしろ。できないなら、呼吸にだけ集中しろ」

 

何も不安にならずに、のんびりクリニックに行こう。

 

今回は以上だ。最後まで読んでくれてありがとう!!

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